2026.07.13
作文の「何を書けばいいか分からない」が減っていく「4W1Hゲーム」の遊び方とコツ

先日のイベントのアンケートにて、「自分の言葉で表現できるゲームみたいなものがあれば知りたい」というご意見をいただきました。
「表現力を育てるには、たくさんの言葉を覚えないといけない。」そう思われがちですが、実は違います。
まず身につけたいのは、文章の骨組みです。土台ができると、子どもは安心して自分らしい言葉で表現できるようになります。
ココの杜では、遊びながら言葉の力を育てるコミュニケーションゲームをたくさん取り入れています。その中でも子どもたちに一番人気のゲームをご紹介します。
ココの杜で人気No.1!4W1Hゲーム
本来は文章の基本として5W1Hがあります。
●When(いつ)
●Where(どこで)
●Who(だれが)
●What(何を)
●Why(なぜ)
●How(どのように)
ですが、このゲームでは「Why(なぜ)」は学習効果を高めるため使いません。だから名付けて4W1Hゲーム。
「いつ」「どこで」「だれが」「何を(どのように)どうした」、それぞれを紙に書いて、折って、シャッフル!順番に開いて読むだけです。
例えば…
「真夜中に、学校の屋上で、ドラえもんが、校長先生を、お姫様だっこして宇宙へ連れていった。」
「日曜日の朝、お風呂で、お父さんが、マンモスを真剣に育て始めた。」
「夜中に、コンビニで、宇宙人が、『泳げません』と言って激しく泣き出した。」
意味不明なほど、子どもたちは大笑い!
笑って終わりではありません
遊びながら自然に、
・時間
・場所
・主語
・出来事
を意識して文章を組み立てる力が育ちます。
だから作文を書くときも、「何を書けばいいか分からない…」が少しずつ減っていくのです。
4W1Hゲーム、もっと楽しくするコツ
実は、ちょっとした工夫をするだけで、もっと盛り上がり、言葉の力もぐんと育ちます。ココの杜で実際に取り入れているおすすめのコツをご紹介します。
まずは低学年のお子さまなら、「だれが」「(何を)どうした」だけでも十分楽しめます。
例えば…
・せんぷうきがわらった。
・おばけが宿題を忘れた。
・ロボットがあくびをした。
思わず笑ってしまう文章を作ることで、擬人化という表現にも自然と触れられます。
慣れてきたら、「いつ」「どこで」を少しずつ増やしていきます。一度に全部入れなくても大丈夫。遊びながら、自然に文章が長くなっていきます。
いろいろな主人公を登場させる
もう一つ、おすすめがあります。
兄弟やお友達など、同じ人の名前ばかり使うと、けんかのきっかけになることもあるので(目に浮かびますね)、動物やキャラクター、宇宙人など、いろいろな主人公を登場させると、みんなで楽しく遊べます。
「何を」と「どうした」は分けない
そして実は一つだけ気を付けたいことがあります。「何を」と「どうした」は分けない方がおすすめです。
例えば、「スイカを」「泣いた」では、「スイカを泣いた」という文章になってしまい、文章を正しく組み立てるという学習の効果がなくなってしまいます。
そこで、「何をどうした」(「どのように」も書けるなら一緒に)を一枚のカードにすると、文章が自然につながります。
ココの杜では、こんなコミュニケーションゲームを通して「考える力」「伝える力」「書く力」を少しずつ育てています。

