2018.09.21
寄り添い作文


タイトルをつける時、もっと上手く表現出来ないかなぁ といつも思うのですが。
コピーライターって凄い!と思います。
でも、この作文の教え方、寄り添って書くとしか言い表せないのです。
泳ぎを教える時、「はい、泳いでー」と言うのではなく、ボードを貸してあげたり、身体に手を添えてあげたりするイメージでしょうか?
まず、書きたいことについて、おおいにお喋りします。
その中でテーマを決め、一緒に書き始めます。
途中、表現に困っていたら、こんな言葉があるよ と伝えます。
実体験が伴っているので、新しい言葉もよく覚えてくれるようです。
そのうち、「ここは、丁寧に を使おうか?」と提案すると、「いや、なんか違うんよね …そう、慎重に がいい!」
と自分なりの言葉を見つけ始めます。
自分で腑に落ちる言葉を見つけたとき、
子供は本当に嬉しそうな顔をします。
そして、「先生、しんちょうって漢字、どう書くんかね?」
と、更にいい作文にしたいという意欲を見せてくれます。
始めのうちは、随分手の入った作文になりますが、何度も繰り返していくうちに、体感として作文のやり方が身についていくようです。
そのうち、まどろっこしくなるのでしょうう
一人で書くと言い出します。
自信がついたら、一人で大海原を泳ぎたくなりますよね。
嬉しい限りです。
私の尊敬する俳句の先生は、元小学校の先生でした。
クラスの子に毎日日記を書かせて、全員分
を添削していたそうです。
忙しい業務の合間を縫って、子供の日々の暮らしを見つめ、文章の指導までしていたなんて。
私とやり方は違うけれど、やっぱり寄り添い作文だなと思います。
上記の作文は 井尻教室 金藤匠君の作品です。
見たもの、感じた事を丁寧な言葉で表現しています。
一意専心、猫の顔を一生懸命描いた体験が、「慎重」という言葉を紡ぎ出しました。

公開日:2018年09月21日(金)
